Sun認定資格保有者の声
―常に新しい技術を学び、その知識を確かな実力に高める―
岩崎さんは、今までServlet/JSP/EJBを活用したWebアプリケーションの開発や、業務システムやシステム連携基盤の開発に携わるなど、Javaテクノロジーと深く関わる業務を担当してきました。仕事に必要な技術を学び、その知識を確認・拡充するために数々の認定資格を取得されています。
最新バージョンのSJC-P(J2SE 5.0)からJava認定資格の最高峰であるSJC-EAまで取得されている岩崎さんに、資格試験や勉強方法についてお話を伺いました。
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株式会社NTTデータ
公共ビジネス推進部 技術戦略部
オープン技術推進担当
シニアエキスパート
岩崎 量 様
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<保有Sun認定資格>
Java認定資格:SJC-P、SJC-D、SJCWC
、SJC-BC、SJC-EA
Solaris認定資格:SCSA、SCNA
経歴
1996年4月日本電信電話株式会社入社
2000年4月エヌ・ティ・ティ・コミュ
ニケーションズ株式会社(転籍)
2005年1月株式会社NTTデータ(転籍) |
資格取得の経緯を教えてください
大学時代から教育関連の研究に携わっていて、いろいろ研究は進んでいても、学習の成果を客観的に測定するものは結局のところ試験しかない、ということが分かりました
自分自身が資格取得に力を入れ始めたのは前の会社に転籍してからです。その前は研究所で周りは研究者ばかりだったので、普通に話しているだけでお互いに自分の技術力というものがなんとなく分かり合えました。
しかし、前の会社に移ってからは、技術に詳しくない人にも、また専門分野が異なる人にも自分の能力を分かってもらう必要が出てきました。そこで、客観的な指標として資格取得というものを目指すようになりました。会社の制度としても資格取得の支援策があったので、いろいろ活用させてもらいました。
資格取得に際しどのような勉強をされたか教えてください
どの技術も、もともと業務上必要だったため、Sunのサイトを始めとしてインターネット上で資料を探したりして勉強しました(そのおかげで英語も身につきました)。
しかしそれでは、必要な部分の知識は身につきますが、全体からみると抜けている部分や誤解している部分が出てきます。資格試験の勉強をすることにより、その穴を埋めることができました。また、練習問題を解くことで自分の弱い分野を知ることもできたと思います。
試験対策としては、対策本を1冊読む程度です。日本語の本はあまり多くない上に出版が遅いので、洋書を買うことが多いです。対策本といってもその分野で必要な知識を網羅して分かりやすく書いてあるものなので、解説書としても良書が多いと思います。練習問題がついているのもいいですね。これがないと、分かったつもりになっただけか、本当に理解できたのか自分でも分かりませんから。
SJC-EAは試験に関する情報が非常に少なくて苦労しました。Sunの講習会もいくつか受けました。
J2SE 5.0ベースのSJC-P資格も早々に取得されましたが、常に新しい技術を学ぶことの重要性をどう感じていますか
率直に言うと、J2SE 5.0が新しいとは感じていません。正式にリリースされてから、もう1年半も経ちますから。ただこの間、仕事でJavaのプログラムを書く機会がほとんどなかったため、勉強を後回しにしてきました。今回資格取得を目指すことで、遅ればせながらキャッチアップできたという感じです。
他の試験にも言えることですが、もう少し日本語試験のリリースを早めていただけると良いと思います。
資格を取得する意義をどう捉えていますか
仕事を通して身につけた知識を、その場限りにせず自分のものとするためにも、資格取得を心がけました。エンジニアは常に最新技術を学ぶものですが、勉強しているうちに範囲が広がり過ぎたり、知識が偏ったりすることがあります。
その分野に必要な知識を確認する上でも試験範囲は目安になったと言えます。
IT技術者の世界では、自分には実力があるから特に資格は取る必要がない、という人も多くいます。しかし病気になったり家を建てたりするときに、無免許の医師や建築士に仕事を任せる人がいるでしょうか。今のIT業界は、業務に必要なスキルを判断するための明確な基準がなく、かなり遅れていると思います。
IT業界においても、実力のありなしとは別に、第三者が客観的に能力を確認できる手段が必要だと思います。
例えばJavaで開発できると言われても、どの範囲の技術なのか、どのレベルの知識なのかは分かりません。他人に自分の実力をアピールするためにも、資格が知識の客観的な証明になればいいと思います。
資格試験を受けた感想をお聞かせください
SJC-Pは歴史も長いので、深く理解していないと解けない、よい問題が多いと思います。それに比較して、SJC-WCやSJC-BCは、比較的細かすぎる問題が多かったような気がします。SJC-D,SJC-EAは本当によい試験です。
あいまいな仕様を元に設計・実装をするという、IT技術者の日ごろの業務がそのまま試験になったようなものです。
特に腕に自信のあるJava技術者はぜひ受験して、満点を目指して欲しいと思います。日常的に開発や設計を行っている人にとっては、決して難しい試験ではありません。
最新技術の習得や資格取得に関して会社の指針をお聞かせください
私の所属する部署では、情報処理技術者試験といくつかのベンダー資格に対する支援策があります。
もともと情報処理技術者試験には手厚い支援策があるのですが、最近はベンダー資格の支援も拡充されつつあります。ベンダー試験の場合、合格すると受験料相当の支援があります。
これから勉強する方や資格取得を目指す方へのアドバイスをいただけますか
腕に自信のある人がどんどんSJC-D,SJC-EAなどの上位資格取得を目指してほしいですね。真の実力者のグループと、上位資格取得者のグループがなるべく一致する姿が望ましいと思います。
勉強する意欲はあるが何をどう勉強してよいか分からないという人は、資格取得を一つのゴールとしても良いと思います。目標(資格の種類、取得時期)を設定して、それを実現するために必要なリソース(時間、参考書など)を確保し、計画を立てて実行するという一連の流れを試してみると良いでしょう。
しかし、資格取得はあくまで知識獲得の手段であって本当のゴールではありません。学んだことはすぐに実践の場で活用して、また次の目標を設定する、ということの繰り返しが重要です。
岩崎さんの今後の目標を教えてください
システムの全体的なアーキテクチャを設計する仕事を目指しています。現在の複雑化したITシステムにおいては、アーキテクトにもプログラムからセキュリティまで、浅くてもいいので広い知識が要求されると思います。
上流工程には詳しいが実装面には興味がない、というのではなく上から下まで全体を把握できるアーキテクトになりたいと考えています。
最後に一言
私の所属する部署では、大規模システムを設計できるアーキテクトを確保するために、外部からも積極的に人材を募集しています。常に自分で最新技術を習得していくような意欲のある人は、ぜひご連絡ください。
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